プリンタ 複合機のためになるNEWS
主な利用シーンは、ニュースやゲームといった既存の携帯電話のコンテンツに類似し、自宅内よりは、むしろ通勤通学の移動時や外出時が考えられ、かつ短時間の視聴が中心となるだろう。
この場合、固定テレビとは異なる視聴層が出現するため、固定テレビと携帯電話向け両方の視聴者を意識した番組提供が望まれる。
ワンセグが急速な普及を遂げるには、3つの大きな課題が存在する。
第1の課題は、受信可能エリアの広さである。
ワンセグは地上デジタル放送の電波塔から送信を行うが、この場合、地下や山間部などの一部の地域で受信できない可能性がある。
通勤通学の移動時に、地下鉄などで利用できなければ、普及の大きな障害となりうる。
現在、総務省を中心に関連事業者と協議が行われているが、どこでも受信したいという消費者のニーズを満たすサービスを実現するには、早期の対応が求められるだろう。
一方、山間部の過疎地などに関する対策は未着手のままである。
しかし、ワンセグの役割の1つとして、災害情報伝達手段としての機能を期待されていることからも、政府を含めた関連事業者により、早期に方針が検討されるべきだろう。
第2の課題は、ワンセグチューナーを搭載する端末の機種数である。
ワンセグは、基本的に携帯電話の買い替えサイクルの中で徐々に普及していくと想定されるが、この場合、ワンセグのチューナーが搭載される機種数を判断する携帯電話事業者の意向が大きく影響する。
しかしながら、現時点では、携帯電話事業者にとっては、デメリットの方が目立っている。
収入面では、テレビは携帯電話事業者の通信回線ではなく、放送波を利用して番組を送信するため、直接通信事業者の収入とはならない。
また、ユーザーが携帯電話によるテレビ視聴に時間を割くようになると、携帯インターネットのコンテンツの利用が減少する可能性も否定できない。
さらに、コスト面では、デジタルテレビチューナーが内蔵されることで、携帯電話事業者がメーカーから買い取る際の端末価格が上昇し、売れ残った場合のリスクが増大する。
課題解消の1つの方法は、ワンセグを利用することが消費者の携帯電話のコンテンツの利用拡充につながり、携帯電話事業者に手数料などの収入が増大するしくみを構築することである。
ワンセグは、テレビと同画面でデータ放送を視聴することができ、テレビが持つ集客力を携帯インターネットのコンテンツの誘導への利用に活用することができる。
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